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褒めるのが苦手なのはなぜ?「なんとなく気まずい」の正体。プライベートジェットCA×エグゼクティブコーチ対談

2 時間前
読了時間: 5分

みなさん、こんにちは! 株式会社グランジュテ・インスティテュートの今泉麻衣子です。


現役プライベートジェットCAとして20年以上、世界88カ国・VVIP数千人と向き合ってきました。 その経験をもとに、いまは企業や組織のホスピタリティ研修をおこなっています。


先日、韓国の Tim Jeong Global Consultingと業務提携したことを前半・後半の2回でご報告しました。


みなさんは、同僚や部下を褒めるのが苦手だと感じたことはありませんか?

あるいは「そもそも、褒めることって必要なの?」と思っているかもしれません。


そんな方のヒントになれば嬉しいです。



小さな言葉でも、相手には10倍に



今泉:コミュニケーションにおいて大切なのは、「ほんの少しの優しさ」だと思っています。 たとえば駅のエレベーターで、急いでいる方が先に乗り降りできるように扉を押さえておいて、自分は最後に降りるとか。


ティム:「言葉」も同じですね。相手の助けを認める・感謝を伝える・褒める言葉は、大きな効果を生みます。  ただ、話す側は「たった一言で、大した違いは生まないだろう」と思ってしまうんですよね。


今泉:でも、受け取る側は違いますよね。


ティム:まったく違います。「あなたの1は、相手にとって10倍の効果を持つ」と、いつも私は伝えています。 私自身、突然人にお礼を言われただけで、一日が幸せになったことがあります。 こうした言葉を、私は「ポジティブ・タギング(positive tagging)」と呼んでいます。


これは伝染していくものであり、働くのが楽しい職場をつくる要素です。



「なんとなく気まずいので……」



ティム:ところが、これが難しいんですよ。 最近あるワークショップで、人の褒め方を3段階に分けてお伝えしたことがありました。 実際に書き出してもらったあと 「では、いま思い浮かべている方に、この褒め言葉を伝えますか?」と聞きました。 すると、その方は「褒め言葉は伝えません。理由は、なんとなく気まずいから……」と言いました。


今泉:言葉はもう、手元にあるのに。


ティム:そうなんです。言うべきことは分かっている。 でも、褒め言葉を伝える重要性に気づいていないんですね。



褒めるのが苦手な本当の理由



今泉:褒めるのが苦手なとき。また、「ありがとう」と言いたいのに言えないとき。 邪魔をしているのはエゴだと思います。


ティム:エゴ、ですか?


今泉:「ありがとうと言って相手が受け止めてくれなかったらどうしよう」「そんな状況で、自分は傷付くかもしれない」。 エゴの正体は、自分が傷付くのが怖いという気持ちです。


ティム:なるほど。


今泉:私はプライベートジェットの客室乗務員として働くなかで、このエゴをたくさん手放してきました。 持っていても「何の役にも立たない」と気づいたからです。 エゴを手放すと、迷いがなくなりました。 「お客様が喜んでくださるのでは」と想像しながら、できる限りのことをして差し上げたいと思えるようになったのです。


ティム:見返りは求めなくていいということでしょうか?


今泉:はい、何も期待しなくていいですよ。ただ、優しさを提供したらいいのです。



職場は経営陣より「自分の隣」で決まる




ティム:仕事について、「ビジネスは厳しいもの、数字の世界だ」と思われがちです。 でも実際に私たちは、家族と過ごすより長い時間を、職場の同僚と過ごしていますよね。

だから、幸せに生きたいなら、職場をいい場所にしなければいけません。 経営者の方は「褒め言葉のような、ふわふわしたものに出番はない」と思っているかもしれません。でも、そうとは限りません。


今泉:まずは自分の職場やチームから「いい場所」にするのですね。


ティム:はい。経営陣を変えることは、正直難しい。 でも、かける努力と得られる成果を比べたら、自分のすぐ周りでできることのほうが、はるかに多いんですよ。


今泉:ティムさんは、まず何から始めますか?


ティム:褒めることから始めます。相手を認めて、感謝していると伝えることから。



褒めることから始めるリーダー



今泉:気にかけている、と相手に示すことですね。 企業や組織のリーダーの皆さんがそれをできれば、会社の文化は良い方向に変わっていくと思います。

私も企業研修で、「ホスピタリティを、優しさと気遣いのしるしとして使ってください」といつもお伝えしています。


ティム:本当に大事です。


今泉:それを私は「エモーショナル・コネクション」という言葉でお伝えしています。もう一歩踏み込んだつながりを意識してつくると、関係性も仕事も、全体が良くなっていきます。


ティム:私たちが一緒に仕事をする理由も、そこにありますね。


今泉:はい。今日は、私たちの根っこにある考え方をたくさん分かち合えて嬉しかったです。ありがとう、ティムさん。


ティム:こちらこそ、ありがとうございました。



褒めるのが苦手なのは、言葉が見つからないからではありません。 「受け止めてもらえなかったら」というエゴが、邪魔をしている可能性があります。 見返りは期待しなくていい。まずは隣にいる一人に、ひと言から始めましょう。


チームの雰囲気づくりや、リーダー層のコミュニケーション研修に悩んでいる方がいらっしゃいましたら、まずは今の状況をお聞かせください。


日本語でも、韓国語でも、もちろん英語でも、対応できる体制が整いました。

ホスピタリティ研修、接遇研修、講演のご相談は、HPよりお待ちしております。


 
 
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