ワイパー女を卒業!自分も周りも幸せにする受け取り方
- 3月6日
- 読了時間: 5分
更新日:7月22日

みなさん、こんにちは!
株式会社グランジュテ・インスティテュートの今泉麻衣子です。
突然ですが、こんな経験はありませんか?
「その服、すごく似合ってますね」と言われた瞬間、思わず「いえいえ、そんなことないです!」と全力で否定してしまったこと。
悪気はないし、むしろ礼儀のつもり。謙遜することが美しい、と教わってきたから。
でも今日は、その「いえいえ」について、少し立ち止まって考えてみたいと思います。
ワイパー女とは何か
先日、ある女性と話していたとき、面白い言葉が飛び出しました。
「ワイパー女」
褒められるたびに、両手をワイパーのように左右に振って「そんな、そんな!」と否定する女性のことです。

思わず笑ってしまいましたが、同時にハッとしました。
これ、昔の私にも、身に覚えがある。
日本では「謙遜は美徳」という価値観が根づいています。
自分を大きく見せない、でしゃばらない、控えめでいること。それが礼儀であり、品のある振る舞いだと教わってきた方も多いはずです。
でも、ちょっと待ってください!
「相手の好意を否定することは、実は相手に対しても失礼になっているかもしれない」
そう気づいたとき、私の中で何かが変わりました。
世界から見るとどう映るか
海外では、褒めることはごく自然なコミュニケーションです。
初めて会った人に「そのバッグ、素敵ですね」「メイクが可愛い」と声をかける。 日本では少し驚くかもしれませんが、海外では特別なことではありません。
では、なぜ褒めるのか。
褒める=「私はあなたの敵ではない」というサインだからです。

初対面の相手に好意を示すことで、「安全な人間ですよ」「あなたに関心がありますよ」というメッセージを伝えている。つまり、褒め言葉はギフトなのです。
そのギフトを「そんなことないです!」と押し返してしまうと、相手はどう感じるでしょうか。
「受け取ってもらえなかった」「距離を置かれた」と感じる人もいます。 そこでコミュニケーションが閉じてしまうのです。
CAの現場で見た「受け取り上手な人」
プライベートジェットの現場で、世界のVVIPと接してきて気づいたことがあります。
影響力を持つ人ほど、褒め言葉の受け取り方が自然で上手い。
自信満々に「そうでしょう!」と返すわけでもなく、かといって「そんなことないですよ」と否定するわけでもない。
ただ、フラットに、温かく「ありがとう」と受け取る。 その姿がとても印象的でした。
否定しない。盛らない。ただ受け取る。 それだけで、その場の空気がほわっと温かくなるのです。
私自身も、現地の航空スタッフが素敵なピアスをしていたとき、思わず「I like your earrings!」と声をかけました。
特別なことをしたわけではありません。
可愛いと思ったなら、伝えた方がいい。Why not?
これが自然にできるようになると、コミュニケーションはぐっと豊かになります。
受け取り上手は、才能ではなくスキル

「でも、自分はそんなにポジティブじゃないから……」
そう思った方でも、安心してください。
受け取り上手になるために、自己肯定感が高くある必要はありません。
無理に明るく振る舞わなくていい。自分を大きく見せようとしなくていい。
必要なのは、たった一言です。
「ありがとうございます、嬉しいです」 「そう言っていただけて、光栄です」 「気づいてくださって、ありがとうございます」
これだけでいいです。
褒めてくれた相手の気持ちを否定せず、ただ受け取ること。 それだけで、相手との間に温かい空気が生まれます。
日本人は真面目だから、わざわざ「褒められたときの練習をしなければ」とストレスを感じてしまうかもしれません。
でも、そうじゃなくていい。
「いつでも受け取れる準備ができている」というマインドを持つだけで、自然と表情も変わってきます!
魔法のフレーズ
英語でとても好きな表現があります。
"Thank you for making my day."
「あなたのおかげで、今日が最高の一日になりました」という意味です。
褒められたとき、これを言えたら最高ですよね。でも日本語でも、気持ちは同じように伝えられます。
「そう言ってもらえると、今日一日頑張れます」 「その一言、すごく嬉しかったです」
受け取ることは、自分を認めること。
そして、褒めてくれた相手に「あなたのその言葉は届いたよ」という最高のお返しをすること。
ワイパーを止めて、笑顔で「ありがとう」と受け取る。その一瞬から、関係性は変わり始めます。
受け取れる人は、与えられる人

誰かのために尽くすことが得意な日本人、特に日本女性は多いと思います。
でも、まず自分が満たされていなければ、本当の意味で誰かに与え続けることはできません。
自分を否定しない人は、相手も否定しない。
「いえいえ」のワイパーを止めることは、自分を大切にする第一歩です。
それは同時に、周りの人も大切にすることに繋がっています。
小さな変化が、関係性を変え、やがて職場の空気を変え、チーム全体を変えていく。
まず、あなた自身を「最優先のお客様(VVIP)」として扱ってみてください。
ワイパーを止めて、「ありがとう」と受け取った瞬間から、あなたの世界は変わり始めます。
講演や研修では、こういったマインドセットのお話もします! 少しでも興味を持っていただけた方はお気軽にご連絡お待ちしております。