現役CAが語るプライベートジェットの世界とは?
- 2月20日
- 読了時間: 4分
更新日:5 日前

みなさん、こんにちは! 株式会社グランジュテ・インスティテュートの今泉麻衣子です。
私は現在、現役のプライベートジェットCAとして、世界各国を飛び回りながら、企業研修や講演活動を通じて「世界基準のホスピタリティ」をお手伝いしています。
私はホスピタリティに出会い、学び、人生が豊かになりました。
みなさんにも、ぜひこんな体験をお届けしたいと日々発信しています。
Instagramでは日々の気づきをお届けしています。ぜひ覗いてみてくださいね!
あまり知られていない、プライベートジェットの世界

「プライベートジェットって、中はどうなっているの?」
現役のCAとして空を飛んでいる私が、よくいただく質問のひとつです。
テレビで見る大統領やセレブの姿から、どこか遠い世界の乗り物だと思われがちですが、最近は日本企業の間でも、効率とプライベートを両立できる「最高の移動オフィス」として活用されています。
なかでも、私がよく乗務させていただく「Global 7500」という機体は、まさに空飛ぶ高級ホテル。機内は大きく4つのエリアに分かれています。
・革張りのシートが並ぶビジネスエリア ・ゆっくりと食事を楽しむダイニング ・静寂に包まれたベッドルームと化粧室 ・大型テレビとソファで寛ぐリビング
機内での過ごし方は、お客様によって違います。
重要な打ち合わせをしたり、自分好みのフルコース料理を堪能したり、ふかふかのベットでぐっすり休んだり…
そこには、お客様のライフスタイルをそのまま空へ持ち込んだような、究極の自由があります。
VVIPのチャーミングな素顔
そんな華やかな世界で出会うのは、「VVIP」と呼ばれるお客様。 VIPよりさらに国家レベルで影響力のある、皇族や王族、実業家、政治リーダー、ハリウッドスターの方々です。
初めて接する方は「緊張しませんか?」とおっしゃいますが、実は、世界を動かすリーダーほど、驚くほどお茶目で温かい心を持っていらっしゃることが多いのです。
あるアメリカ人のエグゼクティブのお客様との、忘れられないエピソードがあります。
着陸前、私が機内の簡易ベッドの空気を抜こうと四苦八苦していた時のこと。それを見ていた彼が、いたずらっぽく笑ってこう言ったのです。
「僕が上に乗って手伝うよ!」
そう言って大きな体をベッドの上にゴロンと投げ出し、笑いながら空気を抜くのを手伝ってくれたのです。
世界的な肩書きを持つ彼が、一人の人間として無邪気に接してくれた瞬間。 私はハッとしました。
「相手の肩書に圧倒されてばかりではダメだ。同じ人間として向き合うことで、もっと色んな提案や会話が生まれるのでは」と。
そして、それこそが本物のホスピタリティのはじまりなのだと感じたのです。
マニュアルがないからこそ、私は燃える
プライベートジェットCAは、実は「究極のマルチタスカー」です。
一般的な航空会社のようにチームで動くのではなく、機内のすべてをほぼ一人でプロデュースします。
フライト前は、 お客様の好みに合わせた食材の手配、アメニティやスリッパの選定、お花の装飾、そして完璧な機内清掃。
フライト中は、 お食事の提供から保安業務、急病人への対応、さらにはアイロンがけや洗濯まで。
もちろん、予期せぬトラブルは日常茶飯事です。
急な目的地変更、届いた機内食がリクエストと違う、洗面台が詰まる、現地でアイロンを頼んだシーツがシワシワにして戻ってくる……。
航空会社ならパニックになるような事態でも、私は一人で解決しなければなりません。
でもそんな時ほど私の心は「燃える」のです。
「この状況をどう切り抜けて、お客様に最高の笑顔をお届けするか?」
体力的にも精神的にもタフさが求められる仕事ですが、正解のない問いに挑み、お客様と心で繋がれた時の喜びは、何物にも代えがたい私のやりがいです。
優しさの循環を、あなたと一緒に
トラブルに直面したときに燃える私の情熱も、VVIPが見せてくれたお茶目な優しさも、すべては「目の前の人を大切にしたい」というシンプルな想いから始まっています。
もし、この記事を読んで「うちの社員にこの哲学を学ばせたい」「講演に来てほしい」あるいは「こんなこと、相談してみたいな」と思ったら、どんな小さなことでも構いません。
あなたのビジネスや生活を「ホスピタリティ」でより豊かにするお手伝いができたら、こんなに嬉しいことはありません。